イオナンタの入手方法

1.初級編

写真1.2017年某ホームセンター

マニア向けでない一般的なイオナンタは百均(ダイソー、キャンドゥなど)、花屋、園芸店、ホームセンターなどでも入手が可能。100~1000円前後で販売されており、まずはここから始めてみるのも良いかもしれない。

大量入荷された株の中には、特異な表現を見せる株もまれに混じるため、マニアといえども定期的に巡回推奨。普及種であっても、特異な表現を見せるイオナンタはとりあえず購入して様子見したいところ。

2.中級編

(1)国内専門店から入手

写真2.2019年2月某イベント
写真3.2020年7月某イベント
写真4.2020年10月某イベント
写真5.2021年2月某イベント

メルカリ、ヤフオク、楽天をはじめ一部の大型園芸店、各種イベントなどでも入手可能。常日頃からSNS、インターネット情報などをチェックしていないと、気が付いた頃にはイベントが終了していることも。愛好家が情報発信している様子をチェックする活動も重要。

(2)海外専門店から入手

Rainforest Flora(RFI)、Tillandsia International(TI)、Bird Rock Tropicals(BRT)、TropifloraKoehresなどから個人輸入。詳細はコチラ

写真6.2016年米国便到着時の様子

※いずれの業者も日本基準で考えると、

ヤフオク評価「良い」、「どちらでもない」、「悪い」

メルカリ評価「普通」、「悪い」

なので、神経質な日本人にはそもそも向かない。スムーズに連絡が取れず(メール返信がやたら遅い、メール返信自体がないことも多い)、入金・返金、植物検疫証明書(phyto)、検品、梱包、配送などでトラブルが発生しやすい。そこをどうしたらそうするのか的なミスも頻繁に発生するため、忍耐力、寛容な心、何が起きようが自己責任という覚悟が必要。

※送料、phyto、関税、通関手数料、消費税などで別途2万円前後要することも。

※2021年2月現在、phytoがないイオナンタは日本に輸入できない。植物検疫厳格化の動きがあるため要注意。タイ、台湾、香港、シンガポールなどへの買い付け旅行の道は現在ほとんど閉ざされた状況(個人の愛好家がphytoを発行するのは困難なため、完全に不可能ではないとはいえ極めて非現実的)。

(3)国内外愛好家から入手

写真7.海外愛好家から入手したイオナンタ3P(Peanut、Apretado RFI、var. Stricta間の交配種3種類)

Twitterや各種イベントで知り合った愛好家から入手。希少イオナンタ、終売イオナンタ、商業ルートではまず手に入らないようなイオナンタを入手したければ考えるのはこれ。

3.上級編

写真8.無菌播種

自分で交配して好みのイオナンタを作成する。交配から種子収穫まで約2年、播種から1cm程度まで成長するのにさらに約半年~1年、特徴が出てくるのにさらに約1~3年と、合計5年前後を想定した果てしない道のりではあるが、チャレンジするのに遅過ぎることはない。気になったらその日からチャレンジ。今日からでも始めてみましょう。交配を省略、種子を購入して無菌播種で始めれば約3年でそれなりの実生株を得られます。

当方でも大量のイオナンタを実生栽培中、Twitterに途中経過を投稿しています。一緒にチャレンジしていきたい方を広く募集中です。まずはTwitterでフォローしてみてください。面白いイオナンタを作っていきましょう。

4.番外編

写真9.2019年某海外空港

南米などに採集に行くことも考えられますが、この類の生命の危険を伴う活動は一切推奨しませんし、今後も行う予定はありません。アフターコロナ、ウィズコロナの時代はますます困難に。

最終更新日:2021/2/13

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