Tillandsia ionantha Medio-Picta(もどき)の作成方法

写真1.2020年7月撮影

これが成功したらすごいことになりそう。葉緑体がない植物を成長させることができれば大量生産も夢ではないかも。

ちなみに、medio pictaは園芸店などでは49800円で売られています。

【はじまり】

普通にイオナンタの種子を複数播種していたところ、真っ白な個体が複数の瓶の中で発生していることに気づく。最初は腐っているのかと思いきや、徐々に大きくなっている。見た目は生体反応なしであるが、やはりどうも成長しているっぽい。

よって、メディオピクタ(もどき)を作ってみようかと思い実験を開始した。

【実験1】

実験日:2019年7月頃開始

材料:2017~2018年に交配したalbomarginataを雌しべとする種子数種類(イオナンタ間ハイブリッド、とあるイオナンタを交配するorとあるイオナンタからも真っ白個体が複数発現することも実験から判明しているがそれが何かは秘密)、MS培地をベースに海外論文などを参照しながら適宜配合した培地、ガラス瓶、ラボピタ、消毒液、各種実験器具など。

経過:1割以下程度の確率で真っ白な個体が出現。発芽~半年程度までは順調に成長、半年程度経過したあたりでコンタミして終了。

結果:失敗

考察、疑問点:コンタミさえ発生しなければいけたかも?真っ白なのにどうやって成長してる?根っこや葉、茎から栄養吸収?

【実験2】

実験日:2020年6月頃開始

材料:2018~2019年に自家受粉させたalbomarginataの種子、MS培地をベースに海外論文などを参照しながら適宜配合した培地、ガラス瓶、ラボピタ、消毒液、各種実験器具など。

経過:1割以下程度の確率で真っ白な個体が出現。ノーマル個体と成長具合などもほぼ一緒。

実験継続中。

ある程度の大きさになっても、瓶から出したら一瞬で枯れるのでは?やってみないとわからないので、とりあえず海外論文読みながら何かよい作戦はないか探っていきます。

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今回の実験に使っているalbomarginataセルフ、斑入りが複数発生する某イオナンタの種子(非開示)などシードバンクに大量在庫あり。交換希望者殿がお持ちのレアな種子やイオナンタと交換いたしますのでお問い合わせください。

幼稚園、小中高、大学、研究機関、児童福祉施設、障がい者支援施設、高齢者福祉保健施設など営利目的でないことが明確な場合はイオナンタの種子無償提供検討いたします。