Tillandsia ionantha albomarginata x aff. capitata Temascalから数%出現するほぼ全白化株について

写真1.2021年1月撮影
写真2.2021年1月撮影

ほぼ全白化イオナンタの来歴は下記のとおり。徐々に枯死していっており、残り数株のみ。培地や栽培方法に工夫をすることで生存率は上げていけると思われるため、将来的には全白化イオナンタの固定も不可能ではない。

2018年 交配

2019年8月 種子収穫

2020年2月 MS培地を改良したオリジナルな培地で無菌播種開始

2020年10月、12月 ガラス瓶に霧吹きの水がかかったことなどによりコンタミしたので開封して再度滅菌処理

2021年1月 一度コンタミ始まったガラス瓶内を無菌環境に戻すのは至難の業、再度コンタミが始まったので、馴化開始。

1.水をはったカスピ海ヨーグルトの蓋の上に錫の板を浮かべ、洗ってきれいにした子株を並べる。子株には水は直接触れない距離感を保つ。乾燥防止にサランラップをはる。

2.Racinaea crispaおよび生ミズゴケやらよくわからないコケやシダ植物が生い茂った多湿環境下に放置。

どちらが成績良好かはお楽しみ。カスピ海ヨーグルトの蓋の上に直置き、イオナンタ親株の上に置く、などすると乾燥や急激な環境変化によりシワシワになって枯れるので要注意。